日が長くなり、うっかりスーパーに出かける時刻が遅くなる。
公園を横切ろうとして、ふと見上げた空は、まだ、日中の余韻が残る空に
まん丸く、大きな月が樹々の間を縫って目に飛び込んで来た。
あれ、今日、フラワームーンだったと見紛うほどで、それはそれは立派で気品すら感じた。
久し振りに、背筋を伸ばして、暫く立ち止まって見上げていた。
吸い込まれそうな神秘さも備わっている。
どんよりと曇りがちな私の心を洗い流してくれた。
誰かが、故郷の空でも今夜の月を見あげているだろうと、想いを馳せた。
自宅のベランダから見えるかなと、見上げた先に、飛行機が見えた。
時刻は丁度、20時だった。