三月からスタートした「ぼっちの会」も、今日9日で3回も迎える。
当初、よちよち歩きで、手探り状態だったが、何とか、形が整ってきた。
スタッフも5名に増え、それぞれに得意分野を持ち合わせているので、私は安心して、お任せである。
そのような次第で、始まる前に、先日リクエストした2冊の図書のもう1っ冊「絵本のなかの動物はなぜ一列に歩いているのか」を読破したかった。
多くの絵本を取り上げている中で、空間の絵本学の一つに私が大好きな福音館書店刊のロシア民話「大きなかぶ」がある。
彫刻家の佐藤忠良氏による挿絵は、「うんとこしょ どっこいしょ」と力の籠った掛け声に、思わず私も、絵本の世界に引き込まれ、力が入る。
なかなか大きなかぶは抜けなくて、最後にネズミが呼ばれてやっとかぶが抜けるのである。
一列に並んだ最後のネズミの前は、猫で、しかもネズミは猫のしっぽに、
ネズミが後ろ向きにしっぽを結んでいる。
一番小さなネズミの登場によって、「大きなかぶ」が一段と魅力的になっていると想える。
「ぼっち会」も、「うんとこしょ どっこいしょ」。