循環器の定期診察を終え、20年近く遠のいているお店に足を伸ばした。
目的地までの街並みの風景が、すっかり様変わりしていて、目的地までグーグルマップを片手に、きょろきょろしても、見つからない。
通行人3人に尋ね尋ねて、やっとたどり着いた。
急に、どっどとつかれ、喉の渇きを覚え、確かこの辺りに喫茶店がある筈だったと、又きょろきょろ。
見つからず、自販機で購入したものの、どうも、歩きながら、立ち飲みは
頂けない。
こんな時、日本家屋には軒下といった都合の良いものがあった。
目的地に着いたものの、お目当てはなく、早々に、踵を返して帰るとしたら、何と、バス停が見つからず、地下鉄口を見付けた。
時計を見ると、昼食時間をとっくに過ぎていた。
食事の用意をする気力もなく、サンドイッチと牛乳を買って、帰宅して、
冷蔵庫を開けて、しまった。
2日目に牛乳を買ったばかりで、頭が回らず、すっかり忘れていた。
数日前に、区役所からの「食品ロス」のリーフレットが頭に浮かんだ。
リーフレットに「賞味期限」と「消費期限」の違いが載っている。
「賞味期限」は開封していない状態で、表示されている方法で保存した場合に「おいしく食べられる期限」とある。
「消費期限」は開封していない状態で、表示されている方法で保存した場合に「食べても安全な期限」とある。
「賞味期限」が過ぎても、直ぐに食べられなくなるわけではなく、見た目やにおいなどから個別に判断を。
「消費期限」が表示されているものは期限内に食べきるとある。
微妙な違いに、1リットルの牛乳2本を前に、数日間この牛乳と闘うのかと思うと、気が重くなった。