ラジオ体操がすっかり朝のルーティーンになった今、起きるとカーテンを開いて、空のご機嫌を伺う。
今朝は空一面にモクモクと勢いのある真っ黒い雲が広がり、恐怖を覚えるほどである。
コロナ太りと温暖化で、数年、風邪をひかなくなったが、10月2日というと私には毎年のように風を引くという特異日であった。
不穏な雲が徐々に、白い雲に変わりほっとした気持ちも手伝って、わが地域から撤退したスマホの代理店から、隣接する代理店に電話をする。
インターネットで検索していた先に、連絡をすると、電話口で対応した男性が、解決したい問題点に対して、実に丁寧に対応してくれた。
早速、夕刻のアポイントの連絡があり、約一か月以上の疑問点がクリアされる。
もう一刻も早く煩わしさから解放されたいと、終日、そわそわと落ち着かなく、約束の時間が待ち遠しかった。
日の入りが早くなった夕刻、家路を急ぐ人の波をかき分けて、目的地にたどり着いた。
疑問点を丁寧な説明と共に、これまでの私の不快さというか、不信感に対して、詫びると共に労いの言葉に、笑みが零れた。
ルンルン気分で人波を潜り、林立する高層ビルの隙間から、宵の明星だろうか、お星さまが一つキラキラと輝いていた。