早朝、カーテンの隙間から明るい光が漏れているのに気が付いた。
カーテンを明けると、減量中のお月様が煌々と冬空に輝いている。
時計を見ると、午前3時18分を指していた。
新年を迎え、何やら、次から次と想いが途切れなく続く中で、「増と減」というキーワードを思いついた。
今朝の日を重ねてスリム化していく月に、わが身を重ねていた。
昨年末、スーパーのレジ前で、ある図書に「コレコレ」と、買い求めた。
東京都健康長寿医療センター顧問桑島巌著の「薬に頼らず血圧を自力で下げるコツ」である。
「自力で下げるコツ」というタイトルが、今の私の心境と合致する。
一気に読み終わった後の納得感と、私にもできますといった自信を与えて貰い、毎晩、ラジオ深夜便をBJMに、読んでは反省を繰り返している。
先の図書によれば「塩分」の摂取が血圧への影響が大であり、食生活からも心当たりがある私は、昨年末、塩分摂取量の知識に、これまでの食品を見直した。
実は私の体の反応は正直で、塩分摂取が多くなると翌朝、瞼が二重から一重にふっくらとする兆候が現れるので、分かりやすいのが救いである。
元々、塩味より醤油味が好みであり、手元に食塩はないが醤油はストックしていたが、大掃除、断捨離をかねて、全て塩分の含有量に重点を置き、所蔵食品を減塩に的を縛った食品に切り替えた。
当初は物忘れしたような、物足りなさを感じたが、食事で自力で可能であれば願ったり叶ったりで、すっかり、塩分控えめの味に馴染んだ。
取り敢えず、「減」の第一目標は減塩による食生活改善である。
「増」は「知の財産」を肥やすこととしている。