昨日は季節外れの暑さに、春が何処かに行ってしまったのかと、朝の散歩に出かける。
季節季節の花を楽しませてくれるご近所の方が、白い満開の山桜に刷毛で
受粉をしている。
思わず、声を掛けると、自然の力だけでは満開にならないので、2本の木に
夫々を受粉しているとのこと。
自然もこの不順な季節に戸惑っているのか、疲弊しているのだろうかと、
不安感を隠せない。
しかし今日の東京の空は、故郷の空に劣らずとても清々しく目に映る先に
真っ赤な消防団車が2台並んでいる。
青空に、新緑に赤い車と、これまでの不安感も何処柄やら、早速団員に、
2台の車について尋ねた。
専門用語で、一台は可搬式搬送車、もう一台はポンプ車と知る。
ポンプ車といえば、嘗て消防署の救急救命員を取材した時に、救急車の前にいち早く駆けつけて待機していると聞いた。
緊急の際にはとても心強く思ったそのシステムを「PA連携」という。
私も、何度か救急車のお世話になった経験から、つくづく頭が下がるばかりである。
見あげた先に、淡く白い月が見えた。