嘗て、緩和ケア病棟でボランティアをしているときに、音楽療法を取り入れていた。
今日の午後、オレンジカフェで音楽療法の話があるとの情報に、ずいぶんご無沙汰をしているので、楽しみだった。
音楽療法士の方の参加者を巻き込む話術に、どんどん引き込まれ、生き生きとしてくるのが分かった。
オレンジカフェに参加している人たちは、一見したところ、認知症を発症しているようには見えず、むしろ予防に近いのではと思いながら、その輪の
中でとても楽しませてもらった。
音楽療法にも、緩和ケア病棟とオレンジカフェとの違いを感じていた。
選曲一つをとっても、その違いは歴然である。
これまでオレンジカフェにおける音楽療法の活動風景は、初めての経験であり、参加してまた、一つ「知の泉」に注ぐことができた。
音楽療法士の方も「音楽の力」と話されていたが、まさにその通りであると実感したひと時であった。