久しぶりに隣接する図書館の学習室で、昼食までの時間を過ごす。
そろそろ、資料整理が追い付かず、只今パソコンがドック入りのため、良い機会と紙資料を抱えて3時間近く、まるで神経衰弱のゲームさながらに
広げた。
実は学習室利用の本命は昨日16日の日本経済新聞のプロムナードに、英文学者の阿部公彦氏が、ガリヴァー旅行記の「ゆで卵論争」を読んで大いに関心を持ったからである。
早速、ガリヴァー旅行記を借りて、自宅から持ってきた資料は脇に置き、
掲載されている第一遍の「ゆで卵論争」のページを探した。
「卵を食べるのに、大きい方の端をまず割るのが大昔からの決まったやり方です」と言い切っている。
人生も終末期に達してきた私は未だに、ゆで卵の茹で方が下手である。
茹でている内に、殻に割れ目が入ってしまうのである。
よってゆで卵を割るという形態には、私の場合は不可能である。
図書館を出て、コンビニでゆで卵を2個購入し、大きい方の端からと、小さい方の端からと試みた。
結果として、論争になるほどの違いを感じなかった。