日常語が恋しい

かれこれ2ヵ月の入院生活に、焦りと苛立ちが昂じています。
リハビリももうこりごり、早く帰りたいと、病室に伺う度に
繰り返していますMさんです。
車椅子で散歩ができるまでになりましたが、足がつって痛いと盛んに訴えています。

看護師さんが「尖足だから」 ところがMさんには分かりません  。
そばにいました私の方を向く表情から、Mさんの気持ちが分かりました。
「 Mさんの足はちょうどバレリーナがつま先立ちしているでしょ、その状態が続いているのと同じじゃないかしら」
「 入院が長くなると、普通の言葉が恋しくなるよ。 難しい言葉を聞くと気が重くなるのよ」
確かにそうかもしれませんね。

痛みの度合いも数字による表現ですものね。