敏感とPTSD

皆様もそれぞれが敏感になるものを持っているのではないでしょうか。
特に、医師から検査をしましょうと言われ、その結果を待つ時間が異常に長く感じられます。
私自身、血圧の測定値がことさら気になります。

オーバーに言えば数値のデータを気にしないように、平常心にと努めれば努めるほど、結果は逆効果に繋がっていくのです。

血圧について私は表現が適切かは別として「PTSD」なのです。

既に「恩讐の彼方」の一場面と決着を付けたつもりですが、ある日の情景がフラッシュバックします。  
約1ヶ月の入院生活を終える退院の朝です。

退院前のバイタルテェックの血圧測定の最中にです。

看護婦が「淺野さんのカルテを改めて見たら、私が想像していた年齢よりかなりが違っていたわ」
その時です。看護婦の表情が瞬時に変わったのがわかりました。

私自身、看護婦として、ありまじき行為に血圧が私の感情も正直に反応を示したのです。

私はこの血圧測定でいかに敏感になるかを学んだのです。

この日を境に血圧測定は、妙に神経質になってしまう自分をどうすることも出来ないままに今も切りとれないでいます。
看護婦の正直な表現が、プラスになるか、マイナスになるかは病気の方の受け取り方にも関係はあります。

やはり医療者としては不必要な発言は気を付けないといけないのではないでしょうか。