スピード社会現象が加速している。どんどん人は「待つ」ことへの順応性、耐性を失いつつある。
特に、体調が優れない病気の方に「お待ち下さい」との一言で、表情が変わる事に気付いていますか。
ましてや「お待ちください」は、上から目線とも受け取れます。
「恐れ入りますが、お待ちくださいませ」と少し表現を変えると、柔らかくはなりますが。
「どうぞ、こちらに掛けになってお待ちいただけますでしょうか」
と言った気遣いも必要な事です。
恐らく電話でも、相手の電話口の「声」に変化を感じていませんか。
「恐れ入りますが、少しお待ち下さい」の「少し」ではなく、
「恐れ入りますが、少々お待ちいただけますでしょうか」と
相手に、納得していただく返事をいただくという事です。
「良いですよ。お待ちします」となります。
お待たせした結果、「大変、お待たせ致しました」とか「大変、お待たせ申し上げました」と、もう一言付け加えていただきたいのです。
その時、軽く会釈と微笑みを添える様に心掛けましょう。
「待つ」という事への気遣いが大切です。