現在、世田谷美術館で企画開催中の「かわいい」文化の「原田治展」と思われるかと思いますが、わが故郷浅口出身の歌人で29歳で中国で戦病死した原田進氏の「原田文学館」を紹介します。
母校の六条院小学校時代には、寄り道したり、遊びに行ったテリトリーだった龍王池に面した一角に、5月末に帰郷した時に、「原田文学館」と純白の小さな建物が気になっていました。
その後、間も無く6月9日にオープンした記事を読んで、わが故郷浅口出身の素晴らしい歌人の残された記念館だと知りました。
新元号の「令和」になり、万葉集等の和歌に関心を持っている人が増えた今、山陽新聞の6月8日掲載に拠れば、北原白秋らが選歌した「新万葉集」に、作品が掲載されるほどの若手の歌人だったとある。
最近「あさくちブルー」が夏バテの様ですが、「晴耕雨読」という言葉もあり、間も無く芸術の秋です。
隣接した話題の洒落た「カフェ フレ」で、亡き若く歌人に想いを馳せながら、龍王池から、遥か遠くに天文台も臨めます。
日頃の喧騒から、静かな時を過ごす「秋の旅」に如何でしょうか。