啓蟄が誕生日の私は、啓蟄というのが、春分の日までと知った時から、ジェットコースターのような、ハラハラとしたり、目紛しい変化に、身体が反抗し続けている。
確かに一つ歳をとるとは、こういう事かとも思う日々が長く続いた。
何をするにも、無機質な機械を相手にするのも「しんどい」ものである。
悔しいが、世間から疎外されない為には、やるっきゃないのが今を生きていくには仕方ない。
情報社会の渦に飲み込まれそうになるのを踏ん張るのも、身体に応えたようで、主治医から一言。
「あまり動き過ぎないように、休養してね」「ハイ、気を付けます」
とはいうものの、何故か、逆に次から次へと美術品商の頃より、用事が増えている。
だが、忙しいという事は、及ばずながら少々は、人様のお役に立っていると自惚れようと想っている。
事実、三月は昔から私には鬼門の月である。
今年も私のバイオリズムを見逃す事なく、お出ましになったようだ。
然し私は今年は啓蟄に始まり、色々経験し、収穫も多く、学んだ。
新しく始まる次への、三月は準備期間と考えれば、前向きに鬼門月を乗り越えられる。
幸せな事に、こうしてグダグダと自由に自分の想いや考えを書き綴るのが、楽しく辞められない。
来月は既に幾つかの、堪らなく喜ばしい予定が待っている。