お墓の前で

昨日のホームページのリニューアルの失敗で、未だ疲労感が残っているが、雲一つない澄み切った青空の素晴らしい彼岸日和である。

身体が重いからといって、お墓詣りをスルーする訳にはいかない。
準備をしている時に、日本経済新聞の夕刊に各界で活躍している人達が、毎日交代で「あすへの話題」というコラムがある。

そのメンバーの一人に作家の嵐山光三郎氏も連ねている今月3月7日「忘れる電話番号」と題した、後半部分に、思わず、興味を持った。

恐らく有り得ないとは分かっていても、何と無く忘れ難い内容というか、着眼点に私は例の如く鋏で切り取って置いた。

改めて、そのコラムを読み込むと、各新聞社独自名つけ、調査しているRDD方式といわれる「無作為標本抽出方法で、直訳すると無作為番号架電と検索して知った。

嵐山光三郎氏によれば、他界した友人に、氏の表現でRDDを霊界通信と表し、その「霊界通信なるシステムができて、番号の前に01019984・・・・(レイレイ緊急発信・・・・)と9ケタの番号を押すと、天界の友人につながるだろうか」と結んでいる。

一瞬クスッと笑ったが、妙に真実味も感じた私は、今日は、両親の墓前で、霊界通信を試みてみようかなと思い立ったせいか、気持ちが晴れやかになった。
昨日のホームページで落ち込んだ悔しさや、他にも多々話はある。

緩和ケア病棟でご主人を亡くされた奥様が、「天国に電話があれば、もしや電話番号を知っている人がいたら、教えて下さい」と話された奥様を思い出していた。

別れ際の今度は秋のお彼岸ねと、もしかしたら、霊界通信で伝わったかも知れない。