先週19日にパソコンの修理を依頼し、「全力を尽くします」の一言に回復を待つが、入院治療するが、24日に、「出来る限り尽くしましたが、回復不能で、申し訳ありません」との返事に、頭が真っ白になった。
どうも、新型コロナウイルスの自粛生活の頃から、私の中で、少しずつ生活スタイルが安定しない毎日が続き、毎日が晴れやかな気持ちになる日が無かった。
そんな状態で、パソコンに向かった私は、まさか回復不能の状態になる程のミスをするとは、然も残して置かなければならない大切の資料を消失してしまうとは、プロの力を信じて待っていただけに、その失望感、喪失感に自分を立て直す力は残っていない。
でも、未だ諦める訳には行かないという想いが頭の中を駆け巡った。
残された私にはエネルギーが限界に達していたが、一方で未だ可能性があるに違いないと、俯きながらパソコンを抱え、ふと気が付いたというか思い出した。
自宅にある名刺ケースから、思い出したプロの名刺が見つかった。
実は、話題が逸れるが、これを医療では「ドクターショッピング」或いは「セカンドオピニオン」に該当すべきものである。
心当たりの名刺の専門業社に、まさに私は「ドクターショッピング」を承知で、連絡を入れた処、先方に記録が残っていた。
然し、私は、指一本のミスで、身を削がれる程の苦痛に襲われる今の時代の先端技術の強さと弱さを味わった。
恐らく、75歳という年齢は、このような体験もするある一つの年齢の事実と区切りとなるという警鐘だと想っている。