線路は続く

今日は24節気の一つ、「小雪」、冬というほどでもなく、温暖化により、

季節感として、中途半端ともとれる。

 

朝から、東京は、何時、雨が降り出しても不思議ではなく、重い雲が頭上近くまで垂れこめている。

 

主治医からも、兎に角ストレスになる要素を極力排除する「生活改善」を

心がけるようにとのアドバイスを、目下の目標として日々努めている。

 

今日を限りに、ストレスの要素の一つを片付ける決心をし、相手に対して

兼ねてより、私の想いは伝えてきたのだが。

 

しかし、どうしても、接点が見つからないのである。

今日も、まるで、私の心模様のように、空も時刻を追って曇ってきた。

 

これ以上、相手と向き合うことは、精神的にも体力的にも限界を感じた私は、相手を傷つけない段階で退く決意をした。

 

素晴らしい出会いからスタートしたが、振り返ると、最初にボタンの掛け違いが生じたまま、今日まで続いていたと思う。

 

嗚呼、今日もダメだったと、ガクンと肩を落としてしまった。

 

空模様を気にしながら、「線路は続くよ」と、アメリカ民謡を口ずさんでいた。

 

口ずさんでいるアメリカ民謡は、本来、「楽しい」と明るく前向きな歌詞

であるのに、私はなんと、「平行線のままの状態が続く」といった後向きの気持ちに例えた自分を情けなく思った。

 

いつの日か、楽しく「線路は続くよどこまでも」といった関係になる様に

願っている。