北風小僧に負けない

昨日に続き、今日の午前中は図書館の学習室で過ごす。

 

今週末に始まる大学共通テストと思われる受験生の姿が見られる。

脇目もふらずに、その集中力に圧倒されつつも、私なりの目標に向かう、約2時間の集中力は、かなり、エネルギーを必要とする。

 

昨年は受験生に対しての3時間という枠が設けられていたが、今年特例はなく、2時間の枠の中で去っていく受験生であろうと思われる背中に、そっと

「頑張れ」とエールを送りたくなる。

 

処で、2時間後は、私にとってはちょうど、昼食の時間になる。

 

2時間の集中(?)で、そのままで昼食の支度をするには、頭の切り替えが

出来ないので、そのまま、資料を抱えて、散歩に出かける。

 

北風小僧が威張っているが、散歩の道すがら、春の息吹を感じる。

 

近所の日当たりの良い庭先には、白梅が満開とまではいかないが、咲き始め、隣には、艶やかな夏ミカンが枝をたわわに大きな実をつけている。

 

更に、夕刊には、那覇では平年より5日早く「ヒカンサクラ」の開花の記事が報じられていた。

 

何といっても、ともすれば重苦しい社会に、今日から、僅か、3日間であるが、上野動物園では双子パンダが、ラッキナーな当選者のみによる公開に

どれほど、私を含め、多くの人が笑顔になったことだろう。

 

吉永小百合の「寒い朝」に、「北風吹きぬく寒い朝も、心ひとつで暖かかくなる」とあるが、確かに心の持ち方だと思って寒い北風の日だった。