今朝、カーテンを開けた先に、ピンク色に染まった雲のグラデーションに思わず見とれてしまった。
昔から、「朝焼けは雨、夕焼けは晴れ」と言われる諺が頭をかすめた。
でも、こんな綺麗なピンク色の雲が、後に雨を呼ぶなんて信じられない程の美しさである。
然し、「朝焼けは」という既成概念が頭から離れないので、検索するしかないと思った。
何と、朝焼けの場合でも、晴れる日の朝焼けは「ピンク色からオレンジ色から黄色へと順に明るい色に変わっていく」と。
検索している間に、晴れのセオリー通りであれば、今はオレンジ色に変わって居るのではと期待して、カーテンを思い切り開けた先に、オレンジ色というより茶色系の雲に変わっていた。
期待していたオレンジ色はタイミングを見逃したのかもしれないと、諦めようと思った時である。
正面のビルのガラス窓に太陽が反射して、黄色というには無理があるが、ちょうどオレンジ色と黄色がミックスしたパワフルな色が眩しかった。
時間にして、僅か20分ほどであったが、ピンク色の雲に始まった朝焼けの
固定観念から、新しい発見をしたという満足感が広がった。