季節の花の饗宴

今日は24節気の一つ「立夏」と「こどもの日」というダブルのおめでたい日である。

 

嘗て、友人が5月5日に結婚式を挙げるという理由が、この日は、晴れの確立が高いからだとの言葉に、彼これ50年近くの時を経ているが、懐かしく

思いだした。

 

今年は既に2日続きの真夏日というが、寒がりの私も、合服から、夏服に取り換えても良いと思うほどに、この日を逃してはと、いつもより、散歩の

コースを変更して、地元探検をした。

 

先月、「赤い薔薇」のブログをアップした際は、時期尚早だったと気が付いたのである。

 

あちらこちらで、「薔薇が咲いた、薔薇が咲いた」状態で、どちらかと言えば、小ぶりの野ばらというか、つる薔薇の多くが「真っ赤な薔薇」で、

思い切り楽しんだ。

 

これから、成し遂げようとしている計画が頭の隅にあるものの、可愛く、

微かに吹く抜ける風に、委ねながらも、ゆったりと、咲き競っている赤い

薔薇の花に、心がいつしか穏やかになっている。

 

風薫る季節に身を置いているうちに、思いがけないアイデアに、急いで、

立ち止まり、バッグからメモを取り出し書き留めた。

 

行動制限のないとはいえ、改めて、人は自然の力の中で、本来の人間として取り戻せることを感じた素晴らしい一日になった。