去り行く人

連日、新聞の企業の人事異動の多さに見劣りがちである。

というか、企業名が片仮名表示により、私のような「カラバコス」的な存在に対して、企業名からこれまでは企業が何をしているかが分からない。

 

しかし、今、人事異動が真っ盛りであるが、もう私には限界である。

時代に落ちこぼれを自覚している私に、今朝の朝刊の死亡欄に、お世話になった方のお名前を偶然にも数名知った。

 

今日は朝から雲の主役であるが、私の心も曇った。

今日、私が、取り敢えず迷惑をかけずに、日常生活を送ることができている方の死亡欄に、心が痛んだ。

 

唯、心の中で「有難うございます」という想いしか、出来ないコロナ禍に

本当に、残念と思った。

 

確かに、もう私は必ず、まだ関わりを持った方、お世話になった方に目を通しても、皆無と言っても良い年齢に成ったという現実を受け入れなけれ

ばならない状況にある。

 

如何に歳を重ねることについて、「自己責任」で残された命に対する宿題を頂いたような想いでいる。

 

いかなる状況においても、決してやせ我慢でなく、前向きに考える姿勢で

乗り越えたいと想った。