自宅の周辺はドクダミの花が真っすぐに空を見上げて咲いている。
生来、私は白い花が好きなせいもあり、ドクダミの花が密集していると、足を止めて見つめてしまう。
薬草ともいわれているだけに、私のこじ付けだが、元気を取り戻すことができる。
先週から「絵本の読み聞かせボランティア」の講座に参加している。
幼少期、病弱だった私は、母親が枕もとで、読み聞かせをしてくれた。
私の目色、顔色を見ながら、一寸、演技っぽく読んでくれた記憶があり、
絵本が大好き人間である。
散歩をしながら、嘗て、コロナ禍にあっては一人住まいの私は、終日声を発しない日があるために、童謡を、声を出して唄う様に心がけたということをブログにアップした。
読み聞かせボランティアで、絵本との触れ合いが多くなり、気が付くと、
5大昔話と言われる一つである「花咲じじい」を口ずさんでいる。
5月7日の日本経済新聞に「子供向けの絵本・雑誌で復刊」という記事に、
母親が枕もとで読んでくれた絵本に出合えるだろうかと、楽しみである。
群生しているドクダミの花の前で、口ずさんでいた。
ドクダミの花が、忙しく過ごした一週間の心を癒してくれたのである。