三大香木の香りがない

隣接する図書館から、リクエストしていた図書が届いたとのメールがあり

持ち帰るや、直ぐに読み始める。

 

今朝、顔を洗うと、右の頬が針を刺したような痛みに、この痛みは覚えがあり、「来たあ」と。

 

やはり、体調が優れなかった理由がわかった。

オーバーワークになると、必ず、ヘルペスを発症するのである。

 

何となく、寒気がしてきたので、熱を計ったが平熱であり、ホットする。

 

今夜は早く休もうと横になったものの、先ほどの図書が早く読みたくて、

ベッドで読むことにした。

 

レビー小体型認知症と診断されるも、思考力は保たれており、執筆活動を

続けている樋口直美氏の4月に刊行された『「できる」と「できない」の間の人』である。

 

サブタイトルに「脳は時間をさかのぼる」とある。

 

現在準備中のプロジェクトの知識として関心があり、読み始めた処、私の

思考回路が時々フリーズしてしまうが、引きこまれしてしまう不思議さを覚えた。

 

「おしゃべりな植物」に、レビー小体病の特徴の一つに三大香木と言われる金木犀、沈丁花の満開の花の前に立っても、その香りはないとある。

 

私の大好きな香りで、季節になると、わざわざ足を伸ばしても、思い切り

香りを吸い込み、季節を楽しむというのに、心が痛んだ。

 

私は、私で、勢いを増してくるヘルペスと闘いながら。