最近は、「女心と秋の空」は、死語に近い存在ではないだろうか。
実に、刻々と、空の表情が変化するのである。
それと同時に、雲も、まったく容赦なく、奔放に夏空に遠慮会釈なしに振舞っている。
しかし、湿気の多い暑さに、エアコンではなく、体の中から冷やしたくなってくる。
そういえば、昨日25日は「かき氷の日」だと知った。
父親が生前、私にアイスキャンディー、かき氷、ミルクセーキを禁じていたことを思い出す。
ふるさとを離れるまでは、父親の監視が厳しく、私は仲間外れすることが多く、父親を恨んだことを懐かしく思いだす。
今は自由にかき氷を食べることができるのだが、近くには「かき氷」を提供する店が見当たらない。
かき氷はさて置き、年々、暑さが厳しさを増し、一日中、冷房をかけているにも関わらず、気が付くと、べっとりとした汗をかいている。
当然、朝シャンを済ませ、空模様を案じながら、洗濯物はおテントウさまによる日光消毒が習慣となっている。
刻々と変わる雲の気まぐれな動きを注視しながら、今日も、ベランダに洗濯物を干すのが、長年の習慣である。
夕刻洗濯物を取り込む際に、鼻先に日向臭い匂いが、東京にもまだ、残っていることに、ホット、心が安らぐのである。