昨日に続き、日本経済新聞の夕刊の文化面に「こころの玉手箱」という連載を楽しみにしている。
今週は、料理研究家の土井善晴氏の登場で、「味噌造りの名工からもらった箸置き」に、タイトルの名工と言われる故雲田實さんとの思い出を綴っている。
その名工にもらったという落葉樹の黒文字でできた箸置きの写真が紹介されている。
黒文字といえば、「爪楊枝」がまず、頭に浮かぶが、そういえば最近とんと見かけなくなった。
我が家の爪楊枝入れに、一本だけ、黒文字の爪楊枝が残っている。
すっかり銀座の和菓子屋さんに出かけることもなく成った私だが、今も黒文字を使っているのだろうかと、往時を懐かしく思い出した。
環境保全の影響もあるのだろうかなどと、次から次に頭を過った。。
ネットで検索すると、「黒文字の爪楊枝」は健在で、何と、驚くばかりにアップされていた。
妙に、拘っていたが、何となく自分の周囲で見かけないというだけで、私は訳もなくほっとした気持ちになった。