歯が沁みる

先月末、骨粗鬆症との診断を受け、お薬の世話になって間もなく、顎と歯が微妙な反応を示した。

 

あごは締め付けられるようで、歯は一寸でも冷たいもの、熱いお茶等々に

飛び上がるような痛みを感じた。

 

服用後、僅か一週間での出来事に、居ても立っても居られない。

 

薬局のお薬説明文書を取り出してみると、やはりやはり、注意書きに副作用としてバッチリ明記してある。

 

その際は歯科あるいは口腔外科を受診せよとある。

 

頼るはかかりつけの歯科医院で、早速受診に出かけた次第である。

 

銀座に出かけるのは、本来楽しいはずが、診察の結果に思いをはせると、

足取りが重くなる。

 

レントゲンを始めとして細やかな診療にも、心がざわついている。

視覚過敏症との診断で、骨粗鬆症の薬は中止することになった。

 

ホット胸を撫で下ろし、帰路のなんとも言えない清々しさい気持ちになったか、曇りない青空に飛行機雲が見えた。