染み抜きの技

これまでの日本の季節によれば、六月一日は「衣更え」の日で、夏服に代わり、季節を感じた。

 

近年はその季節による情緒ある習慣は、地球の温暖化により、このままでいくと四季折々なんて言葉は、死語になるのではと寂しい想いになる。

 

お気に入りのスカートといえば聞こえが良いのだが、コロナ太りに始まった「ポッコリお腹」がクリアできなくて、ウエストがゴム入りのスカートを繰り返し着用している。

 

そのような次第で、クリーニングに出したばかりのスカートに、ゴルフボールほどの染みを見つけた。

 

先ほど、引き取ってきたスカートのタグには、染み抜きの担当者の氏名と染み抜きの種別、結果報告が記載されている。

 

これら以上に、私が「凄い」と思わず声を上げたのは、染みの種類が「マヨネーズ」とあった。

 

「技術」というか「科学」というか、驚きと共に努力を惜しまない技術者に対して「ありがとう」と伝えたい。