2020年
9月
30日
水
9月1日に、髄膜腫で脳神経外科に入院、翌日9月の満月で、私の星座でもある魚座のハーベストムーンにあたる2日に手術をした。
術後、執刀医から当初の6時間相当の予定が、午前9時から午後の8時近くかかるという大手術になったと報告を受ける。
幸いにも、良性であり、案じていた後遺症を発することなく、翌日の午後には、スカイツリーと空が見える個室に戻った。
実は、簡単に自分では判断していたが、脳神経外科の手術はかなりの体力の消耗がある言われていたが、おかげさまでコロナ禍に毎日1万歩の散歩の成果もあり、足腰の衰えもなく、1週間後にはリハビリを始めた。
本当に主治医でもあり、執刀医の先生から、実は、何度も「頑張らないで頑張ってください」といった、指示をいただいた。
確かに、長時間私の命と向き合ったドクターの言葉に、私は、今後の自分の人生への生き方の指針と受け止めていた。
そして、その言葉がじわじわと私の生き方に変化が現れたようである。
生来のせっかちや、ねばならないといった重圧感がものの見事に無くなったのである。
いわば、トリアージのごとく、今何が必要で、あるかといった優先順位を
静かに考えたのちに、焦らず行動に移すといった次第である。
今から考えると、私にとってはある意味で新型コロナウイルスは、75歳といわれる後期高齢者にとっては、精神的にも肉体的にも大きな影響を及ばし、それによって、「新しい生活様式」「生き方改革」になった。
2020年
9月
01日
火
今日の午後2時から、生まれてから75年間それなりにノンストップで走り抜いたという想いがあるが、やはり、75歳という年齢により、もう一度
人生をリセットする機会が生まれたと考えている。
ただし、些かこれまで頭を酷使したお返しが来たのである。
数年、おとなしくしていた脳内の異物が成長して、この時が駆除のタイミングとのドクターの説明に納得したのである。
カテーテル検査をはじめ、コロナウイルスの検査、他エトセトラの検査を経て、今日に至った次第である。
約1か月も満たないうちに、次から次に、手術の方向で、進んでいる期間
に、私は、手術より、悪いものはいち早く除外して、さっぱりしたいと願う気持ちのほうが強い。
28年ぶりの4回目の手術を受けるが、不思議と今回の入院、手術に対して
まるで、受け止め方が違うことに気が付いた。
振り返れば、体調のシグナルに対して、歳のせいとばかりに、スルーしてきたこともあった。
いつか、機会があれば、数年の疲労にゆっくり入院して点滴治療か何か、
元気が出る治療を望んでいた。
今回は、そんなに簡単な理解度では済まされないことだとわかっているが、まずは、ドクターに預けて、私は、退院後の生活について、前向きに
考える時間ができるといった方に、ウエイトが大きい。
何度も、我が人生にはターニングポイントがあり、その都度、リセットしてきたつもりである。
また、どこかで、何らかで、懲りずに75歳も残すところ、凡そ、半年だが、新しい人生のスタートになるように、考えるのは、本当に今回の手術は私にとって、充実した入院生活になりそうだ。