喪中葉書に憂う

師走のこの季節は、喪中の葉書が届き、亡き方に様々な想いを馳せ、心が

痛む日々が続きます。

 

先日メディアでも、今年は死亡者が多いとの報道がありましたが、私個人を振り返っても、近年に無く多くの方の訃報や葬儀も多くあったと言えます。最近、新聞の死亡欄も多いなと思っています。

 

届いた喪中の葉書で特に、添え書きの22文字の一字一字に込められた奥様の突然の死が信じられない想いが、痛い程ヒシヒシと伝わってきます。

 

入院中のご主人のお話相手をさせて頂いたご縁から、退院後も、外来には奥様が必ず一緒に付き添っていらっしゃいました。、奥様に付き添われての通院が続くに至ったのは、幾つもの病気を克服して、自宅での生活までの回復には、奥様の努力が実った経緯も、伺っていました。

 

奥様は私を見つけると、満面の笑顔で駆けよって、今日もお陰様で連れて来ることができましたと、簡単なご主人の報告を話される姿が自然体で、

苦労のカケラも感じられなく、私の方がホッとさせられるという素晴らしい奥様でした。

 

それだけに、ご主人の気持ちを想うと、どうしていらっしゃるかと憂いが募るばかりです。

 

 

今年は、私自身も親友の突然の死に、辛い想いをしているだけに、一枚の喪中の葉書から、痛みが伝わり、今も憂いが続いています。